医師国家試験情報

 2025年度には共用試験合格が医師国家試験の受験資格要件となります。数年前より、日本語診療能力調査、予備試験実地試験の出題方法、審査のポイントが変わってきております。
 医師国家試験改善検討部会報告書(令2年11月)より、海外生の医師国家試験受験について、下記の方向にあります。 
 医師国家試験改善検討部会報告書(令2年11月)
外国の医学部を卒業した者に対する医師国家試験について
(ⅰ)予備試験について
〇 予備試験の代替として共用試験 CBT 及び Pre-CC OSCE を課すことが妥当である。
〇 適用を行う時期については、公的化後の試験を受験した我が国の医学生が、初めて医師国家試験を受験する際の試験から適用することが望ましい。
(ⅱ)日本語診療能力調査について
〇 日本語診療能力調査は、「本試験認定見込み」と認定された者が我が国の医学生と同等以上の①聴く能力、②話す能力、③書く能力、④読み取る能力、⑤診察する能力を具有するかについて評価するための日本語による実技試験である。
〇Pre-CC OSCE の受験を課すとともに、筆記試験を併せて受験させることで、前述の5つの能力について、我が国の医学生と同等以上の能力を持つことを確認することが、当面の取り扱いとして妥当である。
〇 また、適用を行う時期については、予備試験と同様、今後法改正等により共用試験 CBT 及び Pre-CC OSCE が公的化された(2023年)場合においては、公的化後の試験を受験した我が国の医学生が、初めて医師国家試験を受験する際の試験(2025年度)から適用することが望ましい。
 実地試験、日本語診療能力調査が上記に準拠して、変化してきています。