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 日本語診療能力調査について   <厚生労働省:医師国家試験受験資格認定についてより抜粋>
 日本語を用いて診察するために十分な能力を有しているか否かを調査する。
 具体的には、現病歴や身体所見等の医療情報の収集、検査や治療の計画策定及び診断書の作成等について、日本の医学校において医学の課程を修めた者と同等の能力を有するか否かを調査する。
(1)評価項目
 日常診療において関わる機会の多い主要な症候を呈した患者に対する医療面接等及び当該診療に関する記述や説明を行い、次の各領域について調査委員2名が各々4段階(3~0)の評価を行う。
ア)聴く能力:患者等及び医療従事者の話を聴き、内容を正しく理解することができるか。
イ)話す能力:患者等及び医療従事者に診療内容を正確に説明し、理解を得ることができるか。
ウ)書く能力:基本的な医療記録を日本語で適切に作成することができるか。
エ)読み取る能力:日本で使われる医学用語を正しく理解した上で音読することができるか。
オ)診察する能力:患者に対して具体的な説明を行いながら適切に身体所見をとることができるか。また、その所見を医療従事者に適切に説明することができるか。
(2)評価区分
3……日本語で医学教育を受けたものと変わらない
2……一部に困難はあるが、診療の支障とならない
1……全体的に困難はあるが、かろうじて問題を克服することができる
0……誤解を生じる危険等、診察上の不都合がある
 医療面接2と身体診察1を行い、合計点が100点満点換算で60点以上であり、かつ各調査委員の評価に0点の項目がないことを要する。

日本語診療能力調査 (google.com)

 2022年の実地試験から、内科、救急の出題方法が変わりました。よりOSCEに、変えて来ています。
 海外生の日本の国家試験受験は、2025年OSCE化への変更に向けて、すでに変わって来ております。
 予備試験は最終、実地試験に合格するために、2部試験で臨床の知識を問い、臨床に必要な基礎医学の知識を1部試験で問う、組み立てです。
 実地試験が問い方を変えてきました。臨床の知識があるかの試験から、その知識は使えるかの試験に変わってきました。
 実地試験は、内科、外科、産婦人科、小児科、救急の臨床口頭試問です。
 症例が与えられ、
 鑑別は? 診断は? 根拠と理由を述べなさい。
 したい検査は? 治療法は? 今後の治療を患者に説明してください。と質問が来ます。
 質問に対応できるように、各疾患を整理しておくこと重要です。